WordPress(ワードプレス)のリスクと保守の重要性
ドアログ編集部
日本だけでなく、世界で最もシェアの高いCMSといえばWordpress(ワードプレス)です。
2022年現在、全CMSのシェアは世界で65.2%、日本では83.2%と圧倒的なシェア率を誇り、楽天(コーポレートサイト)、博報堂、クックパッド(コーポレートサイト)のような、大手企業も導入しております。
そのシェア率の高さ故に、悪意のあるハッカーに狙われやすく、「脆弱性が…」「セキュリティ面が…」などの問題をよく目にします。
こういった不安や疑問を解決するために、Wordpress(ワードプレス)の保守はプロへ依頼するべきです。
しかし、プロへ依頼してもWebサイトを100%安全に運用することは不可能です。
悪意のあるハッカーに脆弱性を発見されないよう、「確実に対策できる内容は、都度対応していくこと」が、運用において重要です。
WordPress(ワードプレス)の保守を怠った場合のリスクや、対策方法を交えながら、CNDの保守サービスについてご紹介いたします。
WordPress(ワードプレス)を放っておくとどうなるの?
WordPress(ワードプレス)は、年間で数回のアップデートを繰り返し、日々進化しております。
都度アップデートを行うことで、脆弱性の対応、セキュリティ、機能の向上ができます。
そのため、Wordpress(ワードプレス)の更新が必要になります。
WordPress(ワードプレス)のテーマやプラグインを更新せずに放置すると、悪意のあるハッカーに脆弱性を発見され、不正アクセス・ページ改ざん・個人情報の漏洩・別サイトへリダイレクトされる等、深刻なトラブルへと発展します。
ページ改ざん
ページ改ざんとは、Wordpress(ワードプレス)への不正アクセスにより、既存コンテンツ(ページ・記事・ファイル等)を書き換えられてしまうことです。
既存ページの書き換え
既存のページを個人的な主張や公序良俗に反する内容に書き換えられたり、追加されていることがあります。
社会的に注目を集めることを目的にしており、企業サイトが狙われることが多く、企業のブランドイメージの低下、社会的信用も失うことにもなり得ます。
別サイトへのリダイレクト
Webサイトにアクセスすると見覚えのないサイトにリダイレクトされる事例も多くあります。
リンク先が詐欺サイトやウイルスサイトの場合、アクセスしたユーザーが被害に遭われてしまいます。
個人情報の漏洩
企業情報の機密情報やクライアントの個人情報(氏名・住所・電話番号・メールアドレス・ID・パスワード)が流出する可能性があります。
自社サイトにお問い合わせフォームを設置していれば、上記リスクを抱えていることになります。
万が一個人情報が漏洩した場合、企業の信用の低下、損害賠償といった金銭的なトラブルに発展していくので、注意が必要です。
WordPress(ワードプレス)の保守において具体的な対策はどうすればいいの?
WordPress(ワードプレス)の脆弱性を発生させないためには何をすればいいのか。
その対策方法について代表的な例をご紹介いたします。
WordPress(ワードプレス)本体、各種プラグイン・テーマのこまめなアップデート
まずは、Wordpress(ワードプレス)本体、各種プラグイン・テーマを、常に最新の状態にしておくことです。
アップデートを行わないと、脆弱性や不具合が発生したまま放置することとなり、悪意のあるハッカーの攻撃対象になってしまいます。
そのため、アップデート情報は常にチェックしておくことを推奨いたします。
不要なプラグイン・テーマは削除する
使用していない、使用しなくなったプラグイン・テーマがある場合、必ず削除しましょう。
停止したままで放置していると、知らないうちに脆弱性が発生し、悪意あるハッカーに発見され、攻撃対象となります。単に停止するだけでなく、使用しないものは削除しておくことが安全な運用に繋がります。
また、「プラグインを多用すること」=「攻撃対象を増やす」ことになるので、これからWordpress(ワードプレス)でWebサイトの構築や導入をお考えの方は、前もって導入するプラグインを厳選することを推奨します。
こまめにバックアップをとる
不正アクセスによってページ改ざんをされてしまっても、事前にバックアップを取っていれば改ざん前の状態に戻すことができます。
他にも「自分で修正を行い、ページが崩れてしまった…」なんてことはありませんか?
そんな時もバックアップがあれば元に戻せるので、こまめなバックアップは行っておくことを推奨します。
自身で、Wordpress(ワードプレス)、及びプラグインを更新するリスクについて
対策方法については先述いたしましたが、実作業となるとアップデート前に確認が必要な内容が細かく発生していきます。安易に更新してしまうと以下のような不具合が発生することがあります。
400、500番台のエラーがでてしまった
WordPress(ワードプレス)のプラグインを、自身で更新した場合の代表的な不具合として、「400」「500」番台の不具合があります。
「400」「500」番台のエラーには、複数のエラーコードが存在し、原因や対処方法も様々です。
エラー内容によっては、ページが閲覧できくなるだけでなく、SEOにも影響が出てしまうリスクもあります。
エラーコードの確認、原因の調査、対処には慣れていないと難しいので、自身で実施する際は対応できる体制が必要です。
画面が真っ白になり何もできない
アップデート後「Webサイトが真っ白になってしまった」場合は、phpのバージョンや導入しているプラグインがWordpress(ワードプレス)の最新のバージョンに対応していないことが主な原因です。
対処が遅れ、長期間続いた場合、機会損失や信頼性の低下に繋がるリスクが発生いたします。
内部を確認しようにも、「管理画面にすらログインができない」という事例も多くありますので、事前の確認が重要です。
レイアウトが大幅に崩れてしまった
アップデート後、導入しているプラグインとの互換性が悪く、レイアウトが崩れてしまう事例も多くあります。
また、Wordpress(ワードプレス)は、アップデートに伴い管理画面内の仕様が変更になっていることがありますので、実施前にアップデート内容の確認を行いましょう。
先述したリスク同様、長期間に及ぶと機会損失や信頼性の低下に繋がりますので注意が必要です。
アップデートに関する不具合を未然に防ぎ、安心してWebサイトの運用を行うためにも、私たちプロへ保守を依頼することを推奨いたします。
CNDのWordpress(ワードプレス)保守サービスについて
Webサイトは、「公開」したから完成ではなく、公開後の「運用」が重要です。
特に、カスタマイズしたサイトの運用となると、専門家がいないと対応が難しい場面が出てくると思います。
知識が曖昧な方に安易に対応させてしまうと、本業の効率低下、ページの崩れ、最悪の場合は、脆弱性を突かれたハッキング攻撃にまで発展します。そのため、プロへ依頼することを推奨いたします。
以下、弊社のWordpress(ワードプレス)保守サービスについてご紹介いたします。
WordPress(ワードプレス)本体・プラグイン等の月一回定期更新
クライアントからの依頼を頂いてから対応するのではなく、CNDでは月一回の定期更新を行っております。
更新が必要なシステムのチェック、作業スケジュールの報告を行っておりますので、確認の作業すら不要で安心して業務に取り組むことができます。
もちろん、更新後の不具合が発生しないよう、各種プラグイン、テーマ、PHP、サーバー等との互換性もチェックを徹底した上での作業を行いますので ご安心ください。
WordPress(ワードプレス)のバックアップ
先述した作業を実施する前、作業後、こまめなバックアップも怠りません。
いつどんな事態が発生しても、すぐにその前の状態に戻せるよう体制を整えております。
サイト内コンテンツの更新・管理
アップデートやバックアップだけはなく、サイト内のコンテンツの更新ももちろん対応可能です。
既存ページの更新、新規ページの追加、バナー作成等、幅広く対応いたします。
保守サービスを活用してWordpress(ワードプレス)を安全に運用しましょう!
ここまで、Wordpress(ワードプレス)を保守しないリスクとCNDでの保守サービスについてご紹介してきました。
それでも費用面や更新頻度などの理由から依頼まで至らないことがあると思いますが、Wordpress(ワードプレス)の保守を依頼することによるメリットは、Webサイトの更新だけではないのです。
悪意のあるハッカーの標的にならぬよう、貴社のWeb担当部署としての役割を担いサポートいたします。
また、保守の一環としてアクセス解析も含めた多様なプランを用意しておりますので、集客・収益の向上にもお役に立てる場面がございます。
是非、CNDの保守サービスをご活用頂き、安全なWordpress(ワードプレス)の運用を行いましょう!