Webデザイン制作の作業効率化について
CND Kato
Webデザイナーの皆さまの中には、「製作時間とクオリティのバランス」に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
工数をかけ過ぎると納期に間に合わない、時間をかけず手を抜いてしまうと良いものがあがりにくい。時間は無限ではないので、いかに効率よく質の高いクリエイティブを提案できるか、クリエイティブ職の永遠の課題の一つだと思います。
今回はそんな課題に対して、私がWebデザイン制作時に効率よく作業を行う為に取り組んでいる具体的な方法をいくつか紹介してみようと思います。
MTGの事前準備はしっかり行う
MTG前には必ず資料に目を通し、確認することなどを事前にピックアップしておきます。
また規模にもよりますが、プロジェクトの業態の調査、情報収集、時間に余裕があれば競合他社の把握なども時間を決めて行います。
場当たり的に臨むより遥かに実りのあるMTGとなり、結果としてその後のデザイン作業に対しても悩むことが少なくなります。
わからないことはすぐに確認
どんなにしっかりMTGしていても、デザイン制作する中で不明点は出てくるはずです。
分からないまま進めずに、考えても解決しない疑問はすぐに確認してクリアにすることで、無駄な足踏みをせずデザイン作業に集中できます。
小出しにデザインを提出する
全ての案件ではありませんが、上から下までデザインを終える前の途中デザインを社内で一度見せて簡単に説明するよう心がけています。全部作り終えた段階で確認した時に万が一認識のズレがあると、その軌道修正はページ全体となり時間もかかるのではないでしょうか。
無駄な出し戻しを防ぐ意味でも途中段階ですり合わせることは個人的に重要と考えています。
またそういった途中のやり取りが、適度なコミュニケーションにも繋がり一石二鳥です。
力の入れ具合をコントロールする。
あまりにも深く考え過ぎてしまうと、あれこれ無駄に手を加えてしまったりデザインが迷走してしまい、結果的にあげたデザインの評判も良くなかったなんてことがあります。
手を抜くわけではなく要素に対して適切な熱量をかけることで、結果的に良いものができることも多いと感じています。
用途に応じてツールを使い分けてみる。
各ツールには得意不得意があります。
近年ではphotoshopやXD、各種プラグインなど様々なツールがありますので、プロジェクトの質やトンマナなどに応じて使用するツールを正しく選択することで、効率よく作業を行うことができます。
とにかくショートカットを覚える。
限られた時間の中で、いかに効率良く作業できるかはとても重要になります。
PhotoshopやXDなど、どんなツールに限らず積極的に覚えて活用しています。
(機会があれば具体的なものをご紹介しようと思います。)
デザインソースをストックする。
過去の納品物や、ギャラリーサイトなど、参考として使えそうなものは随時ストック中です。
アイデアソースやデザインの引き出しとして利用することで、効率化につなげています。年別でもストックしていくと、あとで振り返った際に自然とその年のトレンド傾向なども知ることができて面白いです。
たまには諦めてみる。
丸1日考え抜いても良いデザインがあがる保証はありません。思いつかない時もあります。
そんな日はそっとPCの電源を落として心身ともにリフレッシュ、私の場合はアヒージョを作りお酒を飲みます。翌日改めて向き合ことで意外と良いデザインに向かうことがあり、おすすめです。
まとめ
クリエイティブ職とはいえ仕事として対応している以上、そこにかける時間や効率はやはり見ていく必要があると考えております。ご紹介した内容が全てではなく、私も創意工夫の日々です。
この内容が少しでもWebデザイン制作の効率化へのヒントになれば幸いです。
また弊社ではこういった効率化なども意識的に取り組み、スピード感をもってWeb製作に関する様々なご提案をさせていただきます。他社では断られたスケジュール感やデザイン案件など、Webデザイン制作でお困りのことがあればどんなことでも結構ですのでご気軽にご相談ください!