ホームページ制作をしたらSEO対策を!SEO対策の方法と効果とは
ドアログ編集部
※マーケティングチーム監修
ホームページ制作をしたら、次に行いたいのがSEO対策です。SEO対策は、作ったホームページを多くの方に見てもらうために欠かせません。
ですが「そもそもSEO対策とは?」「どのような効果が得られるのかわからない」と悩んでいる方もいるはずです。そこで、SEO対策の基本や、期待できる効果、注意しておきたいデメリットなどについてご紹介します。
この記事を読むことによって、SEO対策とは何かを理解し、具体的にどのように行っていけば良いのかがわかるようになるので、参考にしてみてください。気になる費用などについてもご紹介します。
SEOとは
SEOとは「Search Engine Optimization(サーチ エンジン オプティマイゼーション)」の頭文字を取ったものです。日本語に直訳すると「検索エンジン最適化」を指します。SEOの読み方はセオではなく「エス・イー・オー」です。
SEOとは、ホームページを検索エンジンの検索結果で上のほうに表示するために行う施策のことをいいます。検索したときに上のほうに表示されているサイトは、たまたまそこに表示されているわけではなく、工夫をしているのです。
一般的に多くの方は検索結果の上のほうにあるサイトから閲覧しているでしょう。
つまり、検索結果が1番目と10番目ではアクセス数に大きな差が出てしまいます。さらにいえば、1番目や2番目のサイトをスルーしてわざわざ100ページ目に表示されるサイトを閲覧する人はいないはずです。
サイトを作ったらたくさんの人に見てもらえるようにSEO対策をし、検索結果の最初のほうに表示させましょう。多くの方がアクセスしてくれれば、そこから商品を購入してもらえる確率が高くなるはずです。サービスについても同様で、申し込んでもらえるチャンスが大きく増えます。
また、自社の認知度を高めるためにも上位表示が欠かせません。
ホームページ制作が済んだらそれで終わりではなく、しっかりSEO対策を行い、上位表示のための対策をとることが重要です。
SEO対策には専門的な知識や施策の手間・時間が必要になります。ですが、適切なSEO対策を行うことによりアクセス数を数倍、数十倍、さらにはそれ以上増やすことも不可能ではありません。うまくいけばかけた労力・費用を大幅に上回る効果が期待できます。
SEO対策とはGoogle対策
現在、日本で最も多く使われている検索エンジンは、おなじみのGoogleです。日本では実に全体の75%前後の方が利用しています。
その次に多いのはYahoo!で20%ほど、残りはその他の検索エンジンです。このことを考えると、検索エンジンの中で最も対策を取らなければならないのはGoogleだとわかります。
参考:Statcounter:Search Engine Market Share Japan
また、実際に検索してみるとわかりますが、同じキーワードで検索した際、GoogleとYahoo!ではほぼ同じ検索結果が表示されます。なぜ?と不思議に感じる方もいるかと思いますが、これは、Yahoo!がGoogleと同じ検索エンジンのアルゴリズム(手順や計算方法)を採用しているためです。
表示される広告などは異なりますが、ほぼ同じ結果が表示されることになるため、SEO対策ではGoogleのための対策に注目することになります。
Google向けのSEO対策を行えば、結果的にYahoo!でも上位表示させることが可能です。SEO対策=Google対策と考えて良いでしょう。
Google から評価されるようなホームページ制作ができれば、検索エンジンでの上位表示が期待できます。
ホームページ作成をした後になぜSEOが必要なのか
ホームページ制作後は、SEO対策を取るべきです。その大きな理由は、ただホームページを作っただけで自動的に集客はできないからです。せっかく良いコンテンツやページを作ったとしても、見てくれる人がいなければ意味がありません。閲覧数が増えないと悲しくなってしまうでしょう。
SEO対策で検索順位が高くなればそれだけ多くの方の目につくため、興味を持ってくれる方も増えます。何か商品を売るサイトなのであれば、売上とも直結するとても重要なポイントです。
全くSEO対策できていない場合はそもそもホームページを誰にも見てもらえず、結果的に集客もできません。これらの理由から、ホームページを作成した後は、SEO対策をしたほうが良いです。
SEO対策の効果
期待できる効果はたくさんあります。代表的な効果についてご紹介します。
検索順位とクリック率がアップする
検索順位を左右するポイントはいろいろあるのですが、その中から適切な施策を行えば検索順位がアップし、結果的にクリック率も高くなります。例えば、何か商品を販売するホームページ制作を行ったとしましょう。その商品を購入したいと検索エンジンで検索する方は、上位に表示されているサイトから閲覧するのが一般的です。
では、表示される順位によってどの程度の違いがあるのでしょうか。
アメリカで実績のあるSEO会社のseoClarity(SEOクラリティ)が2021年に公表したデータがあるので、ご紹介します。検索結果1位から10位までのクリック率は、以下のようになりました。
検索順位 | クリック率 |
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
つまり、100人が検索した場合、1位のサイトは14人近くの方がクリックします。しかし、8位以降になると100人に1人程度しかクリックしてくれないことになるのです。すべて商品などを販売するサイトだったと考えた場合、売り上げには大きな差が出ると予想できます。
ここからもわかる通り、できる限り検索結果の1位に表示されるのが理想です。SEO対策を行い、検索順位とクリック率両方の向上を目指しましょう。
参考:The Largest Ever for SEO:2021 CTR Research Study
ブランディング効果も見逃せない
SEO対策によって規定できるも一つの効果が、ブランディング効果です。上位表示されるサイトは、評価されているサイトともいえます。つまり、信頼度が高いサイトです。
そのため、作成したホームページが上位に表示されれば、それを見た方に安心感を与えたり、信頼度を高めたりする効果が期待できます。ブランディング効果が期待できるのもSEO対策をすべき大きな理由の一つです。
長期的な集客ができる
SEO以外にもホームページに集客する方法はあるのですが、長期的な集客をしたいと考えた際に、その他の方法と比較してもSEOは有利といえます。
例えば、SNSで集客することもできますが、一時的な拡散力に優れているSNSは、長期的に安定してアクセスを送るのには適していません。期間限定で行うキャンペーンなど告知する際などには効果的な方法です。
また、CMやチラシ、広告などを利用して集客する方法もありますが、この場合は宣伝をやめればすぐに効果がなくなってしまいます。だからといって、宣伝し続けるためにはコストがかかります。一方でSEO対策が成功すれば長期的なアクセスが期待できるほか、効率良く行うことによりコストを抑えることも可能です。
以上のように実にさまざまな効果が期待できることがわかります。
SEO対策のデメリット
SEO対策には、メリットだけではなくデメリットもあります。代表的なデメリットは以下の3つです。
効果が出るまでにはある程度の時間が必要
ホームページでSEO対策をしたからといって、すぐに検索結果に反映されるわけではありません。検索エンジンはクローラーと呼ばれるロボット型のプログラムを用いて各サイトを巡回し、評価しています。ですが、すぐにクローラーが巡回してくれるとは限りません。
どの程度で順位の変動が期待できるかは一概に言えませんが、一般的に数ヶ月程度はかかります。また、一時的に上位表示されたとしても、場合によってはすぐに順位が下がってしまうこともあります。
状態が安定するまでには半年以上の期間がかかると考えておいたほうが良いでしょう。
必ずしも上位表示できるとは限らない
SEO対策では、狙っているキーワードで上位表示を目指すことになります。ですが、選択するキーワードによってはライバルサイトが非常に強い状況があります。そのため、SEO対策をしても、なかなかそのサイトより上位表示を目指せないケースがあるのです。特に大企業が上位表示を目指しているようなキーワードの場合、注意しなければなりません。この場合、いくらがんばっても太刀打ちできないケースもあります。
ただ、競合が大手でもキーワードの攻め方を少し変えるなどの対策をすることにより、上位表示を目指せることも多いです。
SEO対策には手間がかかる
検索結果で上位表示されやすいホームページとは、ユーザーにとって有益な情報が掲載されているサイトです。簡単な情報を少し載せただけのページではなかなか評価されません。
そこで必要になるのが、良質なページ・コンテンツの制作です。しかし、ユーザーにとって質の高い有益なページ・ホームページを作成するには手間と時間がかかります。
また、ライバルサイトが強い場合はさまざまな工夫をしなければなりません。さらにホームページ全体の内容を充実させるには1日や2日ではすみません。
SEO対策がうまく行かなかった場合は見直しも必要です。こういった手間がかかるデメリットについてはしっかりおさえておく必要があります。
SEO対策にはどういったデメリットがあるのか、事前に良く確認しておいたほうが良いです。
ホームページへのSEO対策の費用
ホームページ制作後にSEO対策行う場合、自分たちで行う場合は無料で実践する事も不可能ではありません。できるだけ費用を抑えたいと考えているのであれば、SEO対策について学び、実際に行ってみるのも良いでしょう。
ですが、SEO対策は専門的な知識が必要となる分野であり、自分たちで行った施策が必ずしもうまくいくとは限りません。効果的な対策をとりたいと考えているのであれば、やはりSEOの専門業者にお任せしたほうが良いでしょう。
その場合の費用については、SEOを含めホームページを作成してもらうところからお願いする場合、200万円~の費用がかかるのが一般的です。また、運営のための費用として月額3万円~がかかります。かなり高額ではありますが、SEO対策を行う工程を限定的にするなどすれば費用を抑えることが可能です。
一方、作成済みのページに対してSEO対策を施す場合、初期費用の相場は50万円~です。専門業者にSEO対策を依頼すれば、よくわからない状態で手探りでSEO対策するよりも効果的に対策を取れます。効果検証なども依頼できますし、できるだけ短期間で上位表示を目指したいと考えた場合にも効果的です。
具体的な費用については依頼する業者によって大きく異なるので、よく確認してみてください。
自社ホームページはどうすればGoogleで上位表示されるのか?
続いて、具体的に何をすればいいのかご紹介します。自社ホームページをGoogle検索で上位表示させるためのポイントを確認したうえで実践してみてください。
キーワード選び
SEOを行ううえでしっかりと理解しておかなければならないのが、キーワードに関することです。
キーワードとは、ユーザーが検索エンジンの検索スペースに入力する単語のことをいいます。キーワードには単一キーワードと複合キーワードがあり、単一キーワードは「SEO」、複合キーワードは「SEO対策 効果」などです。
具体的な例を挙げると、例えば「新しく新宿でビジネスホテルを始めることになったからお客さんを集めたい」と考えたとしましょう。その場合「新宿 ビジネスホテル」などのキーワードで検索エンジンの上位表示を狙っていくことになります。
キーワード選定のポイント
SEO対策において、キーワード選定は最も慎重に行わなければなりません。
前述した「新宿 ビジネスホテル」の例についてです。「”ビジネスホテル”だけで上位表示を狙えば、新宿付近でビジネスホテルを探している人も含めて狙えるのでは?」と考える方もいるでしょう。
しかし、多くの人が上位表示を狙っているものは「ビッグワード」と呼ばれ、ライバルの数が非常に多いです。そのため「新宿 ビジネスホテル」や、温泉を利用できるなら「新宿 ビジネスホテル 温泉」などと単語を複合させ、上位表示が狙えないか考えてみたほうが確実といえます。
ただし、上記例の場合、温泉は利用できないのに「温泉」を含めてしまうと逆効果です。注意してください。
ライバルサイトのチェック
一つの単語のみのキーワードで上位表示を目指すのは非常に難しい話です。まずは狙いたいキーワードで検索してみて、どのようなホームページが上位に表示されるのか確認してみましょう。
明らかに太刀打ちできないような大手のホームページが表示される場合、無理に勝負を挑むのではなく、他のキーワードを狙ったほうが確実です。
メタタイトルとメタディスクリプション
SEOの設定で重要とされているのが、メタタイトル(meta title)とメタディスクリプション(meta description)です。特にタイトルについては、SEOに大きな影響を与えるとされています。それぞれご紹介しましょう。
タイトルの付け方
メタタイトルとは、そのWebページの名前のことです。Googleの検索結果一覧で表示されるものであるため、閲覧しているユーザーにとって内容をわかりやすく伝えるものでなければなりません。
上位表示を狙っているキーワードがある場合、実際にそのキーワードで検索してみましょう。上位表示されるライバルサイトがどのようなタイトルをつけてみるのかチェックしてみるのがおすすめです。
ページの内容を具体的に、なおかつキーワードを含めてタイトルを考えましょう。キーワードをただ羅列するのではなく、きちんと文章にすることも重要です。
注意しなければならないこととして、ページの内容と関係がない単語を入れるのはNGです。タイトルとページの内容が異なる場合、閲覧したユーザーが混乱してしまうだけでなく、不快感を与えてしまう可能性もあります。なにより
また、1つのホームページ内に複数のページが入ることになりますが、すべてのタイトルタグを同じにするのもよくありません。それぞれのページで異なるタイトルをつけるようにしてください。
文字数の目安は、合計で30文字程度です。あまり長くしてしまった場合、Googleの検索結果で「○○…」と、省略される形になってしまいます。
閲覧したいユーザーが興味を持ってクリックしやすいタイトルを考えることが重要です。
ディスクリプションの付け方
ディスクリプションとは、タイトルと同様にページの内容をユーザーに伝えるためのもので、説明文を指します。Googleの検索結果では、タイトルの下に表示される文章がメタディスクリプションです。
メタタイトルはSEO対策をするうえで欠かせないものですが、メタディスクリプションが直接的にSEOに影響を与えることはないとされています。ですが、メタディスクリプションはタイトルだけでは想像しにくいページの詳細内容について補足できるので、しっかり考えたほうが良いです。ユーザーが検索結果のうち「どのページに自分が求めている情報がありそうか?」を判断するために参考にされているポイントでもあります。
文字数の目安は120文字以内です。狙っているキーワードを含めてわかりやすく、なおかつタイトルと同じく興味を持ってもらえそうな内容を入れてみてください。
Googleのガイドラインに沿った施策
Googleでは、SEOのためのガイドラインを用意しています。ガイドラインに沿った形でホームページを作成しましょう。Googleのクローラーに見つけてもらいやすくなったり、検索結果に表示されたりしやすくなります。
ここでは、ガイドラインに記載されている項目の中でも種目したいポイントについて、5つご紹介します。
ページスピード
ページスピードとは、ホームページにアクセスしてからページが表示されるのにかかる速度のことです。ホームページによって表示速度は大きく異なり、アクセスした瞬間に表示されるものもあれば、重くて表示に時間がかかってしまうものもあります。
Googleではできる限りページの読み込みや表示速度を速くするように推奨しているので、自社ホームページの表示速度を確認してみてください。ページスピードが遅いサイトは、閲覧しているユーザーにストレスを与えてしまいます。
例えば、重い画像や、動画コンテンツを含まれている場合はページが重くなりやすいです。対策として、画像は圧縮して軽くするなどの対策が必要になります。人によって通信環境が異なるので、自分のパソコンでアクセスした際に高速表示されるからといって油断はできません。
モバイルからアクセスした際に重くないかも確認しておきましょう。
パンくずリスト
パンくずリストとは、そのページがサイト全体で見た時にどこにいるのかをわかりやすく表示したもののことをいいます。例えばページ上部に「ホーム>よくある質問>○○とは?」などとあるのを見たことがないでしょうか。
これがパンくずリストで、上記の場合はよくある質問のうち、○○とは?について書かれているページにいることを示しています。ページ数が増えれば増えるほどサイト内の構造は複雑になるので、閲覧しているユーザーが自分のいる階層を直感的に理解するのに役立ちます。
また、各階層をハイパーリンクの形で配置すれば検索エンジンのクローラーをわかりやすく案内する効果も期待できるのです。
XMLサイトマップ
一般的なHTMLに記載するサイトマップは「HTMLサイトマップ」と呼ばれ、ユーザーが目的のコンテンツを見つけるために使うことを目的としています。
一方で、XMLサイトマップとはXML形式で記述された検索エンジン向けのサイトマップです。
SEOと重要な関係を持っているクローラー向けのものであり、新規作成したページを早くクローラーに見つけてもらう、通常のクロールでは見つけられないページを認知してもらうなどの役割があります。
XMLサイトマップがなくてもいつかはインデックスされる(検索されるようになること)になりますが、効率良くインデックスしてもらうのに効果的です。
robots.txt
robots.txtとは、インデックスして欲しくないページをクロールされないようにするためのファイルです。例えば、検索エンジンからアクセスする必要がない会員限定のコンテンツやショッピングカートなどが挙げられます。
クロールさせる必要がないコンテンツについては robots.txtで制御することにより、その他の重要コンテンツを先に優先してクロールしてもらうことが可能です。
モバイル対応
近年はパソコンではなく、スマホで検索をする方も増えてきました。そのため、Googleではモバイル対応のサイトを作るように推奨しています。
モバイルでも問題なく閲覧できるサイトにしましょう。
質の高いコンテンツを増やす
Googleが重視しているのは、ユーザーにとって有益な質の高いコンテンツです。
ただキーワードを入れただけの文章を書いたとしてもなかなか上位表示は期待できません。ユーザーが求めている情報がきちんと含まれているコンテンツを増やすことにより、Googleから高く評価されやすくなります。
質の高いコンテンツといえば、ユーザーの悩みを解決できるコンテンツや、ユーザーから多く求められているコンテンツです。また、他のサイトとは異なりオリジナリティが高いものや、ユーザーにとってわかりやすい表現がされていることなども条件として挙げられます。
記事をアップしたらインデックス促進を
XMLサイトマップの項目でも軽く触れましたが、新しくコンテンツやページを作ったら、検索エンジンのクローラーに調査してもらい、インデックスしてもらう必要があります。
インデックスはデータベースに登録する作業のことをいうので、インデックスされていないページは検索結果に表示されません。
インデックスしてもらうためには、XMLサイトマップを作成して送信するほか、適度に更新頻度を上げるなどの方法があります。また、Fetch as Googleというツールを使い、クロールの依頼をする方法もあります。
適切なSEOで集客につなげよう
いかがだったでしょうか。ホームページ制作後に行いたいSEO対策についてご紹介しました。なぜSEO対策が必要なのかご理解いただけたかと思います。
ご紹介した以外にも適切な見出しの設定やリンクに関することなど、実にさまざまなSEO対策があります。
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